全環境 Mac化 (2) Storage編
今回は第二弾。保存していたデータをMac用のStorageに移動して、ひとまず脱Windowsの足がかりにしたいと思います。
前回の記事はこちら
課題感
ディスクをMac用に変換して中身を移していく。時間を要しそうな作業。
- 今はWindows用のStorageしかなく、Mac用は用意していない
- 1TBのSSD、3TBの外付けHDD、2TBの内蔵HDDを使っている
- ちょっと正確に測ったことがないので、実容量は分ってない
- 多分3TBは使ってないんじゃないかと思う。希望的観測
- それぞれのディスクにそれなりの空き容量がある(はず)、やり繰りすれば追加購入はしなくても良いかも。慢心
現状
Storage | 総容量 | 使用済み | 空き領域 | 機種 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Storage(1) | 3.00 | 0.40 | 2.60 | 外付けHDD | |
Storage(2) | 1.00 | 0.11 | 0.89 | ポータブルSSD | |
Storage(3) | 1.86 | 0.52 | 1.34 | 内蔵HDD | |
合計 | 5.86 | 1.03 | 4.83 | - |
単位はTB。全然使ってないじゃん。宝の持ち腐れ!
最終的にStorage(3)は廃棄か売却し、必要ならNASか外付けHDDを買うことを考えていたけど、これなら追加投資は無しで移行できそうだし、予定通り進められそうな事がわかった。安心
移行計画
以下の順でやりました。
- Storage(1)の中身を、一旦Storage(3)へ移動
- Storage(1)をMac/Windows兼用に変更
- Storage(2)とStorage(3)の中身を、Storage(1)へ移動
- Storage(2)をMac用に変更
- 元々Storage(2)に入っていた分を元に戻す*1
移行作業
Storage(1)からStorage(3)へファイルの移動
Storage(1)の中身を、一旦Storage(3)へ移動はまぁ単にファイル移動するだけなので、短時間で終わりました。
DesktopにUSBポートがありすぎてどれがどのバージョンのものだったか分らずに適当にやってしまいましたが(笑)。これアイコン以外で調べる方法あるのかな?
Storage(1)をMac/Windows兼用に変更
まずはMac/Windows兼用のディスクを作ります。
Mac専用で良いのでは?という気もしたのですが、NASが無いのでNetwork越しにファイルは移動できないし、共有Driveを開けるよりは、直刺しの方が早いかなと思い、また今後のために一応両方から読み書きできる環境の方が良いかなと考えて兼用にしてみます。
StorageのFormat一覧
Formatには注意が必要です。Mac専用やWindows専用があるため間違えるとどちらかから読み書きができなくなります。兼用環境としては、以下の通りFAT32かexFATが候補ですがFAT32は少し古い形式で制限もあるのでexFATを選択しました。
形式 | Mac 読み/書き |
Windows 読み/書き |
特徴/他 |
---|---|---|---|
FAT16 | ○/○ | ×/×*2 | 1領域最大2047MBしか使えない古い形式 |
FAT32 | ○/○ | ○/○ | 1領域最大2TB*3、1ファイル最大4Gまで |
NTFS | ○/× | ○/○ | Windows NT File System XP以降のWindows専用 |
exFAT | ○/○ | ○/○ | Macでも使えるがTimeMachinには使えない XPだと専用の更新プログラムが必要 |
HFS | ○/○ | ○/× | Mac OS専用 2016年でサポート終了 |
HFS+ | ○/○ | ○/× | Mac OS拡張(ジャーナリング) |
APFS | ○/○ | ○/× | OS 10.13以降で使用されている HFS+に戻ることは出来ないらいしい 以前はTimeMachinには使えないという問題があった 今は大丈夫のはず |
Storage(1)のFormat
「アプリケーション」⇒「ユーティリティ」⇒「ディスクユーティリティ」を起動します。
フォーマットしたいHDDを選択してツールバーにある「消去」ボタンをクリックします。
各項目を設定します。
名称:この段階では何でもいいです。
フォーマット:「APFS(or Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
方式:「GUIDパーティションマップ」を選択します。
「消去」を押して実行します。
完了のメッセージが出たら「完了」を押して戻ります。
パーティション作成のついでにBackUp用の領域を確保
Formatが決まったので、作業を始めるぞ!と思ったんですが、そういえばBackupも特に取ってないんだよなと思い出しました。Storageに余裕もあるのでBackup領域もついでに確保しておきます。
1つ目の領域を設定します。
名称:TimeMachine
フォーマット:「APFS(or Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
容量:0.5TB
2つ目の領域を設定します。
名称:データ領域であることのわかりやすい名前にしてください。今回は「DATA」にしました。
フォーマット:「exFAT」を選択します。
容量:2.5TB (自動設定されるので変更できません)
パーティション作成
「適用」を押すと確認画面が出てきます。「パーティション作成」を押して実行します。
なんかエラーが出る
exFAT領域のフォーマット段階でエラーがでました。
結果、拡張ジャーナルのままになっていて、案の定Windowsで認識しません。
原因がよくわからない…
多少強引に
パーティションの分割には成功しているように見えるたのと、TimeMachine用に設定した領域はMac側から読み書きができていたので、DATA用に設定した領域をexFATで再フォーマットしてみました。
Storage(1)のFormatで実施した手順で
- 「ディスクユーティリティ」を開く
- フォーマットしたいHDD「DATA」を選択
- ツールバーにある「消去」ボタンをクリック
- 各項目を設定
- 名称:「DATA」→「HDCL-UT」に変更しました。
なんでも良いんですが、Storage(3)が「DATA」という名称だったので、Storageの個体識別しやすいように名前を変えました。 - フォーマット:「exFAT」を選択します。
- 名称:「DATA」→「HDCL-UT」に変更しました。
- 「消去」をクリックしてフォーマット完了
成功したようです。
暇があったら再現テストしてみたい。
Windowsでアクセスしてみる
「HDCL-UT」で認識しています。
ファイルの書き込みも成功
同じようにMacからもやってみて問題なしでした。
※ちょっと前にWindows11を入れてみたので、キャプチャはWindows11です。
Storage(2)とStorage(3)の中身を、Storage(1)へ移動
Storage(2)の中身はサクサクっと移動できたんだけど、Storage(3)からの移動に最初にファイルを移動した時に比べて3倍近く時間がかかってしまった。
写真のフォルダを年単位で整理しながらやったのでちょっと懐かしい写真とかブログに使えそうな写真が沢山出てきたのが敗因でした。
引っ越しとか大掃除の時にアルバムホイホイされるのと一緒ですね…汗
Storage(2)をMac用に変更
基本Storage(1)と同じことをするだけですが、こちらはPartitionを分割しないので特にエラーが出ることもなく終わりました。
元々Storage(2)に入っていた分を元に戻す
元に戻す作業。。。。
要らなそうなファイルがちらほらとありそうなんだけどドキュメント開いて要る要らないやってると、写真より拘束時間が長くなりそうなので、ごっそり移動だけしてしまいました。
これいつかは整理しなきゃだよな…
おしまい
何はともあれ、ひとまずStorageについては環境を整理することができたので、次は「Desktop」「Keyboard」あたりをどうするか考えていきたいと思います。
参考にしたサイト
以下のサイトにお世話になりました。ありがとうございました。
ではまた。